当市における防災行政無線の運用開始から2ヶ
月弱で、放送されたのは、わずかに3回である。
ひょっとしたら、もっと使われているのかもしれな
いが、私が気がついたのはそれだけである。
一回は緊急地震速報で、これは幸いなことに空
振りだった。
あとの2回は、行方不明者についての告知だった。
そのいずれもが、認知症らしき方のようだった。
一人は、先日のブログに記した自転車に乗った
お年寄りである。
そしてもう一人も、やはりお年寄りだった。
お二人とも、無事に発見されたようで何よりだった。
だが、この放送を聞いている方は肝を冷やす。
大音量で告知がなされるとヒヤッとしてしまう。
「何事か?!」と身構えてしまう。
何か一大事が起こったか?と思っています。
それが、お年寄りが行方不明だ、という内容だと
ガクッときてしまう。
こういうことを記すと「随分冷たいな」と思われるか
もしれない。
人が一人いなくなったということで、そのご家族に
は大変な事態であろうことは私でも理解できる。
しかし、これは犯罪ではない。
原因は病気であり、老化なのだ。
それを緊急防災無線で大々的流すというのは、
どうなんだろう?と思ってしまう。
市内を巡回するパトカーなどのスピーカーから、そ
の行方不明者についての情報提供をお願いした方
が良いのでは、と思う。