このシェーバーの回転刃は白いプラスチッ
クの台に、3枚の刃が取り付けられている。
一枚の刃は幅1.2㎝×高さ7㎜ほどのステ
ンレス製の小さなもので、これら3枚が回転
して髭を剃っていくのである。
私はいつものようにブラシで髭ゴミを落とし
ていた。
すると、「ピン!」という音がした。
その音に続き「カサッ」と音がした。
まさか。
台を見ると、刃が一枚足りない。
刃が取れて落ちてしまったのだ。
しかも、落ちた先はごみ箱の中のようだ。
「ガチョーン」である。
私はごみ箱を分別して使っている。
このごみ箱は主に鼻紙と髭ゴミ用なのだ。
私はごみ箱を覗いてみる。
銀色なので目立つはずだ。
よく見てみる。
だが、それらしいものは見当たらない。
目に入るのは鼻紙と髭ゴミばかりである。
本当に、このごみ箱に落ちたのだろうか?
私はそう思い周囲を見渡してみる。
だが、どこにも落ちていない。
やはり
シェーバーの刃は鼻紙と髭ゴミの中に埋まってしまったようだ。
あぁ~、何ということだ。
朝っぱらから、とんだアクシデントである。
~続く~