開花が遅れていた我が家の彼岸花が開花した。
例年よりも1週間以上の遅れである。
今までも猛暑の年はあり、そのような年でもきっ
ちり同じ日に咲いていた。
冷夏の年でも同様である。
暑かろうが涼しかろうが秋分の日が来れば必ず
咲いていた。
それが、今年に限って咲かなかった。
花が咲くどころか、生長自体が遅れていた。
茎も出ていなかった。
このようなことは今まで一度も無かった。
一度もないと不審に思えてくる。
人間がすることなら前例が無くとも将来は大体予
測が付く。
だが、今回の相手は自然である。
自然は予告無しにイレギュラーなことを平気で起
こす。
自然は気まぐれな巨人なのだ。
私は”このまま涼しくなったら咲かずに終わるので
は?”とも思っていた。
それがようやく咲いた。
これで例年並の気候になったということなのだろう
か?