不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

テレビが壊れた。

 テレビを見ようとしてスイッチを入れた。
 だが、音はするが画面が出ない。
 画面には中央に横一直線の光の筋が出てい
るだけで、それ以外は見事に真っ黒である。
「とうとうこの日が来たか」
 実は我が家のテレビは、この3週間ほど具合
が悪かったのだ。
 画面の上下が縮む現象が起きていた。
 電源を入れると画面が上下から圧縮されたよ
うに映り、上下が黒くなった。
 それが数分するとおさまっていたのだった。
 これは民法各局が7月1日から地デジ切り替え
キャンペーンとして行っているテレビサイズの変
更放送とは違う。
 どちらも上下が黒く写る点は似ているが、我が
家のテレビは明らかにそれとは異なっていた。
 画面の上下の圧縮が揺れて起こっていたので
ある。
 これは故障だな、と思いネットで検索してみた。
 どうもある部品が老朽化しているか、その部分
接触が経年変化で損なわれているようだった。
 その解説のページによると「最初のうちは多少圧
縮された感じで見られますが、そのうち画面が横
一直線になって見られなくなります」とあった。
 我が家のテレビはこの警告通りになったというわ
けである。
 その部品の価格は3000円ほどらしい。
 となると、修理代は安くて20000円弱はかかるだ
ろう。
 「壊れたものは修理を検討する」というのが私の生
活方針ではある。
 しかし、今回は状況が特殊である。
 我が家のテレビはアナログテレビで、修理しても何
らかの方策を採らない限り来年の7月を過ぎると見ら
れなくなる。
 となると、今回20000円をかけての修理はすべき
なのであろうか?
 買い換えた方が何かとトクなのではないだろうか?
 それにテレビの場合、どこか一ヶ所が壊れてた場合、
他の場所も壊れかけていることが多いらしい。
 私は考えてみた。
 そして私はこのテレビを成仏させることにした。
 普通だったら、私はもう少し考えるところだが、今回は
割と早く決断できた。
 地デジ化には抵抗できないことが私にもわかったか
らである。
 
 さて、テレビはどうしようか?
 買おうか?
 それとも?