私は次にもう一軒の家電量販店に行った。
ここは数年前に一度倒産しており、その後
経営陣を入れ替えて再び開店した。
私はここが潰れる前は、よく利用していた。
だが、再開店後はすっかり店の感じが変わ
ってしまい、殆ど行かなくなってしまった。
照明器具のコーナーは、入ってすぐのところ
にあった。
品物と値段を見てみる。
家電店巡りも今回これで4軒目なので、私も
大体の価格帯が頭に入っている。
どれも平均よりも高い。
お値打ち商品というのも無い。
これがいわゆる”街の電気屋さん”ならそれで
も良かろうが、ここは家電量販店である。
何か一つでもお値打ち商品を用意していなけ
れば、量販店としては失格である。
何やら厳しいことを記しているようだが、これは
量販店に消費者から課せられた宿命なのである。
その試練に耐えられない店は、お客も行かなく
なってしまうのだ。
消費者は、勝手で厳しいのだ。
私は”ここでは、買えないな”と思った。
となると、ここ以外の3店のなかから購入店を選
ばなければならない。
さて、どうしようか?
~続く~