ジャズ雑誌のスイングジャーナル誌は６月２０
日発売の７月号で休刊した。
雑誌の場合その多くは休刊＝廃刊であること
が多い。
そして、そのスイングジャーナル誌の編集スタ
ッフが、新たな会社を起こし新しいジャズ雑誌を
始めるのだそうだ。
ックメディアが販売などを担当するそうだ。
しかも、創刊号の発売は８月２８日だそうだ。
「何だ！それは！」である。
となると、新会社の設立は既にかなり前から準
備が始まっていたに違いない。
雑誌の流通販売に必要な出版コードは一日や
二日で手に入るものではないからだ。
編集スタッフは、スイングジャーナル誌の休刊を
見越した上で隠密裏に準備行動をしていたに違い
ない。
このことがスイングジャーナル誌の経営者に知ら
れたら大変なことになる。
話そのものが潰される可能性もある。
そして、休刊後、たった２ヶ月で新雑誌を始める
というわけだ。
ほんの一ヶ月前まで「休刊、残念です」とか言っ
ていたのに、あれは一体何だったのか？
周到に準備をしておいてさっさと新ビジネスを始める
とは、なかなか狡猾である。
私としては新雑誌を始めることに反対はしないが、
時期というものがあると思う。
新編集長は「ジャズ文化の火を消すわけにはいかな
い」と語っているそうだが偉そうに仰るなぁ、と思う。
自分のビジネスを確保したいだけなのに、文化の火
とか言えば無礼は見逃されると思っているのか？
新しく始める雑誌の名前は”ＪＡＺＺ ＪＡＰＡＮ”という
らしい。
センスの無い誌名にこの雑誌の未来が予想できそ
うである。
