不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

町内会の委任状を集めて回った。その⑤

 次に私が向かったのはIさん宅である。
 Iさんは、いつも不在がちでなかなかつか
まらない。
 それでいつも出直すことになる。
 さて今日はどうだろう?
 チャイム押すと、すぐにIさんは出てこら
れた。
 おぉ~、一発でIさんに会えるとは、何と
ラッキーなことだろう。
 今年、班長をやっていて初めてである。
 私は早速説明をして用紙に記入捺印をして
頂いた。
 次はSUさんである。
 当班内には同じイニシャルの方が多いので、
以前はSさんと表記していたが今回はSUさ
んと記すことにする。
 SUさんは以前敬老会の件でちょっともめ
た方である。
 このブログ内だけでのことではあるが、一
回もめただけでいつまでもこういう形容のさ
れ方をしているとは、SUさんも災難である。
 SUさんは留守だった。
 その次はAクリニックに行った。
 土曜日の午後なので休診である。
 いつもだったらクリニックの看護士に言っ
て用件を済ませることになっているのだが、
こういう時は医師の家族に直接申し入れるこ
とになっている。
 私はドアフォンを押した。
 するとA医師本人が出て来た。
 おぉ~、ジャングルドクターAの登場か!
 久しぶりに会うA医師は、一回り小さくな
って見えた。
 こんなに弱弱しい人だったか?
 再婚した若い奥さんにこき使われているの
か?
 私はA医師もその奥さんも好きではないが、
それを表情や態度に出しては芸が無い。
 私は他の人と接する時と同じようにA医師
にソフトに用件を切り出した。
 傍目からは私の好き嫌いなど、私の態度か
らはまずわからないと思う。
 これも忍法・世渡りの術である。
 嫌な奴とは、なるべく快適に爽やかに対応
し、ごく短時間に用件を済ませて退却するの
である。
 A医師もすんなりと記入・捺印をしてくれ
た。
 この日は思ったよりもスムーズに事が運ん
でいった。
 
 ~続く~