不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

区長選挙に行って来た。その⑤

 対抗候補の選定は、これは本命候補の選定
とある意味同じ位に難しい。
 投票に訪れた人が、一見して「あぁ~、本
命は○○さんで、こちらの△△さんは対抗候
補だな」とわかる人でなければならないから
だ。
 どちらが本命かわからなくなるような、言
葉は悪いが「差の無い」人ではまずい。
 投票者が投票所で混乱してしまい、対抗候
補が当選してしまうようなことがあってはな
らないのだ。
 対抗候補は誰が見ても「この人は対抗候補
として町内会幹部が用意した人だな」とわか
らなければならないのだ。
 つまり、対抗候補は間違っても当選しない、
投票されない人でなければならないのである。
 となると、その対抗候補を選び出し名前貸
しだけとはいえ立候補者として擁立するとい
うのも、かなり難しい作業と言うことである。
 町内会活動に協力的ではあるが、決して当
選しないような人でなければならないからだ。
 地域での評判は悪くは無いが、当選もしな
いだろうな、票は入らないだろうな、という
人である。
 そんな人は、そうはいないものだ。
 いたとしても、名前をすんなり貸してくれ
るとは限らない。
 名前を貸すだけで、町内会のためになるの
だから、楽なことだ、と思われるかもしれな
いが、これがなかなか抵抗がある。
 何しろ立候補者として町内に告示されるの
である。
 これはこれで嫌な人にとっては、本当に嫌
なことなのである。

 では何故町内会活動に疎い筈の私がそんな
ことを知っているかと言うと、かつて私の亡
父がその対抗候補として推されたことがある
からである。

 ~続く~