不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

県護国神社への寄付を集めて回った。その⑪

 よもやのTさん宅での寄付拒否の後に伺っ
たのは、もう一人のSさん宅である。
 Sさんは、9月の敬老会の時に「自分はそ
の年齢なのに呼ばれていない」とクレームを
つけてきたおばあさんである。
 私がSさんに会うのは、その時以来である。
 ここは敬老会のことは触れないようにしよ
う。
 私はSさんが結局敬老会に呼んでもらえた
のか否かは知らないのだ
 ひょっとして、やっぱり呼んでもらえなか
った、とか言って泣かれても困る。
 私はなるべく爽やかに挨拶し、まずは赤い
羽根を渡した。
 それから護国神社の寄付の封筒を見せて寄
付の件での来訪であるとことを告げた。
「あぁ~、はいはい」
 Sさんは、そう言って私から封筒を受け取
ると奥に引っ込んだ。
 封筒に住所、氏名と寄付金額を書き入れて
おられるようだ。
 そしてSさんは、出て来られると私に封筒
を渡した。
 私は礼を言って玄関を出た。
 あ~よかった、スムーズに事が運んだ。
 封筒を見ると100円が入っているようだ
った。
 どこのお宅もこのように進めば集める方も
助かる。
 次は、TMさん宅である。
 ここも、特に何事も無く寄付金を頂けた。
 TMさんからは「班長の役も大分済んだねぇ~」
と声を掛けられた。
 TMさんは息子は愛想は無いが、おじさん、お
ばさんは実に良い人なのだ。
 その次は、昨年当班に引っ越してこられた
若夫婦のSAさんである。
 越して来て1年は経っているので、こうし
た寄付の話は一回は経験済みだと思うが、何
しろ若いので、何と言われるかわからない。
 私はことさら丁寧に来訪の意味を説明した。
 すると、「あ~、わかりました」と言って
すぐに封筒を受け取ってくれた。
 そして他のお宅と同様、すぐに寄付金を封
筒に入れて渡してくれた。
 若くても、こうしたことには同対応した方
が良いのか、ということは十分理解しておら
れるようだ。
 こういうことは親御さんなどから教わって
いたのか、それとも元々理解力があるのか。
 若いのに感心である。

 さて、最後はジャングル・ドクターである
○○クリニックである。
 ここは、どうだろうか?
 あまり良い予感がしないのだが・・・。

 ~続く~