○○クリニックはジャングル・ドクターで
ある。
ジャングル・ドクターとは密林を手がける
樹木医、という意味ではなく、ヤブ医者より
も酷い医者ということで私が創作した造語で
ある。
その実態はジャングル・ドクターでも甘い
と思うのだが、今回はジャングル・ドクター
と言うことで勘弁しておくことにする。
○○クリニックは3階建ての大きな建物の
3階に医師とその家族が住んでいる。
町内の関係者が用事がある際は、一階の医
院受付で用件を申し出る。
すると、その受付の女性が医師夫人に電話
をかけ、夫人の指示通りに対応するのである。
つまり、医師夫人は町内会の関係者には直
接会おうとはしないのだ。
これだけでも失礼な話だと思うのだが、所
詮ここのクリニックはそんなものだ、と皆が
思っているので、この程度のことでは怒らな
いでいる。
この医師夫人は、元々はこのクリニックに
務める看護婦だった。
その看護婦に医師が手を出し、前妻を追い
出して再婚したのである。
何でそんなことまで知っているのか?と言
われるかもしれないが、大都会とかならとも
かく、これくらいのことなら周辺に住んでい
る人間なら誰でも知っていることだ。
私は男なのでそのエピソードの断片しか知
らないが、町内の女性陣はもっと詳しくご存
知のようだ。
そうした素行に加え、医師としての腕もジ
ャングルなのでこのクリニックが繁盛するわ
けが無い。
少なくとも近所の人間は誰もこの○○クリ
ニックに行こうとはいない。
特に同じ班では誰も行っていない。
法的には医師かもしれないが、私達近所の
者は○○クリニックの医師を信用していない
のだ。
そんな○○クリニックに県護国神社の寄付
金をもらいに行くとは、あまり気が進む話で
はない。
他のお宅のようにスムーズに話がまとまる
とはとても思えないからだ。
個人的には嫌でも、これも班長としての任
務なので行かざるをえない。
まずは、土曜日に行ってみる。
留守だ。
翌日の日曜日に行ってみる。
また留守だ。
愛車のボルボも駐車場には無い。
ジャングル・ドクターでも一人前に休みは
取るようだ。
それでは月曜日に行くしかない。
ある。
ジャングル・ドクターとは密林を手がける
樹木医、という意味ではなく、ヤブ医者より
も酷い医者ということで私が創作した造語で
ある。
その実態はジャングル・ドクターでも甘い
と思うのだが、今回はジャングル・ドクター
と言うことで勘弁しておくことにする。
○○クリニックは3階建ての大きな建物の
3階に医師とその家族が住んでいる。
町内の関係者が用事がある際は、一階の医
院受付で用件を申し出る。
すると、その受付の女性が医師夫人に電話
をかけ、夫人の指示通りに対応するのである。
つまり、医師夫人は町内会の関係者には直
接会おうとはしないのだ。
これだけでも失礼な話だと思うのだが、所
詮ここのクリニックはそんなものだ、と皆が
思っているので、この程度のことでは怒らな
いでいる。
この医師夫人は、元々はこのクリニックに
務める看護婦だった。
その看護婦に医師が手を出し、前妻を追い
出して再婚したのである。
何でそんなことまで知っているのか?と言
われるかもしれないが、大都会とかならとも
かく、これくらいのことなら周辺に住んでい
る人間なら誰でも知っていることだ。
私は男なのでそのエピソードの断片しか知
らないが、町内の女性陣はもっと詳しくご存
知のようだ。
そうした素行に加え、医師としての腕もジ
ャングルなのでこのクリニックが繁盛するわ
けが無い。
少なくとも近所の人間は誰もこの○○クリ
ニックに行こうとはいない。
特に同じ班では誰も行っていない。
法的には医師かもしれないが、私達近所の
者は○○クリニックの医師を信用していない
のだ。
そんな○○クリニックに県護国神社の寄付
金をもらいに行くとは、あまり気が進む話で
はない。
他のお宅のようにスムーズに話がまとまる
とはとても思えないからだ。
個人的には嫌でも、これも班長としての任
務なので行かざるをえない。
まずは、土曜日に行ってみる。
留守だ。
翌日の日曜日に行ってみる。
また留守だ。
愛車のボルボも駐車場には無い。
ジャングル・ドクターでも一人前に休みは
取るようだ。
それでは月曜日に行くしかない。
~続く~