不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

リサイクルに粗品を出す。

 中学校の廃品回収があるので候補の品を集
めた。
 今回私が出そうと考えているのは、古新聞
や段ボールといった紙類と、食器類である。
 古新聞などはいつもと同じ調子で紐で結束
していけば良い。
 問題は食器類である。
 果たしてこれらを出してしまって良いもの
だろうか?
 それらは、かつての進物品や金融機関や食
料品店などからもらった粗品である。
 しかもそれは私がもらったものではない。
 母がもらって保管していたものである。
 昔は、信用金庫などでは粗品として食器が
使われることが多かったように思う。
 母はそれをしまっていたのだ。
 しまっていたので大事にしていたのか?と
いとそうでも無いようだ。
 それらが入ったダンボール箱の上には、真
っ黒なホコリが溜まっていた。洋服ダンスの
上に積まれていたからである。
 もう何年も最低でも10年以上は動かした
形跡すら無かった。
 こうした粗品は、もらった時はそれなりに
嬉しいものだが、いざもらっても、使うとい
うことがない。
 日頃使う食器というのは、どうしても一定
の品に決まってきてしまう。
 そのため補欠となった食器は死蔵されてし
まう。
 それに意外に食器は割れない。
 割れない限りは半永久的に使える。
 死蔵品の食器はますます眠ったままになる。
 どこかで区切りをつけてやらなければなら
ないだろう。
 そう思った私は半年ほど前から、リサイク
ル供出品の候補としてそれらの粗品をチェッ
クしていた。
 半年間に「やっぱり使おう」と言う気にな
らなかった食器はリサイクルに出す、と決め
ておいたのだ。
 そして、回収の当日、家の前に並べられた
それらの品々は係の人によって運ばれていっ
た。
 ちょっと寂しい気もしたが、バザーで販売
され、その代金が有効に使われるとすれば、
それは意義がある。
 
 今回、出した品は、母が集めていた粗品
一部である。
 実は他にもまだいろいろとある。
 それらは来年以降、また検討することにし
よう。