物置小屋にあった食器をリサイクルに。

　昨日のリサイクルに出した食器は、母が取
っておいた粗品の類だけではなかった。
　数年前に物置小屋のお隣さんが引っ越され
た。
　その際に、食器類などの未使用品を沢山頂
いたのだ。
　引越しに伴う不用品処分で、大掛かりなも
のであった。
　我が家では食器類が中心だったが、ピアノ
を頂いたお宅もある。
　夏が始まる前に、小屋を整理していたら、
それらの食器が発見されたのだ。
　また、食器か！
　喜んでもらったんだろうな。
　実際、モノをもらうというのは嬉しいこと
ではある。
　だが、その後の保管などについてまでは考
えが及ばない。
　嬉しい気分でしまっておき、そのままにな
ってしまう。
　もらう→嬉しい→しまう→そのまま→もらう。
　ある意味、悪循環である。
　食器も一つも無ければ困るが、そんなに沢
山必要ではない。
　私はそれらの中から、ブランド食器を除き、
これら無名の品はリサイクルに出すことにし
た。
　３銘柄は、かなりの有名ブランドのものだ
った。
　何だかんだ言っても私もブランドを優遇し
てしまう。
　私も凡人である。
　底に銘があってもわからないものはネット
で調べてみた。
　ネットに載っていないものは、無名という
ことにした。
　立派な木の箱に入っているおわんなどもあ
ったが、銘が無いので無名とした。
　本当は有名なのかもしれないが、他に調べ
ようもないので仕方が無い。
　なんとも乱暴ではある。
　
　それらの食器もまとめてリサイクルに出し
た。
　わかる人が見れば「おっ、これはお宝だ！」
というものだったかもしれない。
　まぁ、それだったらそれで良い。
　あのリサイクルにはたまに掘り出し物があ
る、という評判が立てば、リサイクル活動に
も熱が入るだろう。
　ちょっと気にはなるが、コーヒーカップが
いくつもあっても私には必要ない。
　必要な人に使ってもらった方が物にとって
は幸せであろう。