不二家憩希のブログ

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井波彫刻のギター。

 富山県の井波彫刻組合が斬新なギターを製
作した。
 ギターのネックを剣に見立て、そこに龍が
絡みつくというデザインである。
 これはなかなか思いつかないアイディアで
はないだろうか。
 私は井波彫刻を今まで知らなかった。
 ホームページを見てみると、井波彫刻はか
なりの伝統があるそうだ。
 そうした工芸集団で、このようなギターを
製作するとは面白い。
 集団に由緒とか伝統というものがあると、
保守的な傾向が強くなりがちで、異端を認め
ない方向に偏ってしまうものだが、ここはそ
うではないようだ。
「そんなものは我が伝統ある井波の名を冠し
ては困る」とか言う人もいないのだろう。
 やはり優れたクリエイターは、頭が柔らか
いのだろう。
 他にも透かし彫りのギターというものも作
ったそうだ。
 こちらも、素晴らしい。
 ギターを透かし彫りにするとは、彫刻家な
らではの発想である。
 さて、これらのギターをどなたか買われる
のであろうか?
 少なくともアルフィー高見沢俊彦氏は買
うであろう。
 この龍のギターはステージ栄えしそうだし、
何よりこのギターの造形そのものが高見沢氏
の好みのど真ん中を突いていると思う。
 井波彫刻の方でも、そのようなことを考え
ておられるかもしれない。
 
 井波彫刻のギターを紹介したページ