不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

取材者のふるまい。

 当地では、数年おきに大きな事件が起きる。
 その度に報道関係者が、東京などから取材に来る。
テレビのワイドショーでは連日トップで扱われ、そ
れが1週間程続き、現場上空には、ヘリコプターが
飛ばされる。
 普段は、本当に穏やかな土地なのだが、時折そう
いうことが起こるのだ。
 いずれも、天災ではなく犯罪である。凶悪もしく
は異常な犯罪である。

 その度に、東京から取材者が来るのだが、彼らの
質がよろしくない。
 報道関係者なんて、あんなものか、と割り切って
しまえば良いのだろうが、やはりカチンとくる。
 数年前も、日本テレビの朝のワイドショーの阿部
という長身のレポーターが来ていた。
 彼は、長い時間、容疑者が関連する施設の前の歩
道のガードレールに腰掛けていたのだ。そこは、交
通量の多い、信号のある交差点である。
 そんなところに座っては駄目だろうと思うのだが、
ひょっとするとテレビ局の関係者には傍若無人な振
る舞いが許されているのかもしれない。
 阿部リポーターはそこに陣取って、事件の情報が
漏れてくるのを待っていたのであろう。番組スタッ
フも一緒にいたのだが、誰も注意しない。
 東京では、ガードレールに座っても良いのだろう
か?それとも、そうすることが最新のおしゃれなの
か?
 どうも東京からの取材者は、容疑者の周囲の関係
者や施設には無礼な態度を取りがちなのだ。あるい
は勢いあまって礼を失する、というところなのかも
しれない。
 
 毎日日本中で事件が起きて、その都度全国に飛ば
される取材者も大変だと思うが、現地の人間は見て
いないようで、見ているものだ。
 取材者は正義で善である、という自負を持って活
動されておられることと思うが、もっと常識と配慮
のある取材活動をしていただきたい。