不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

コスモスとワイルドフラワーの種を蒔いてみた。

 買ってきた花の種を蒔いた。
 私の姿勢は、花を咲かせて楽しむ、という園芸の王道
とは程遠い。
 とりあえず、何とか雑草が生えてこないように、雑草
が目立たないように、という思惑しかない。
 勿論、花が綺麗に咲けばよろしいのだが、そこまでの
余裕というものがない。
 園芸は、余裕がないと成立しない。
 これは、スポーツとも共通する。
 余裕がないと、十分には出来ない。
 ほとんどのスポーツはその発祥は英国であり、当初は
金持ちや貴族の暇つぶしだった。
 それを、各国の庶民が真似して広まったのである。
 今日の日本のガーデニングの母国も英国である。
 これもスポーツと同様、有閑階級の嗜みだった。
 世界の人々は、それを見て勝手に憧れ、自分達の暮ら
しに取り入れようとしたのである。
 
 英国かぶれには、ろくな人はいない。

 さて、私が蒔いた花の種は2袋である。
 ひとつは、コスモス。
 コスモスは、その見かけと違って、とにかく丈夫らし
い。袋を見ると、産地はメキシコとある。わぁー、たく
ましそう。ルチャリブレと同郷ではないか。
 私は、何故かメキシコ好きなので、即、購入を決定し
た。
 もう一袋は、ワイルドフラワーである。
 これは、カバーフラワーといって、雑草除けに植える
花と言ってよいのだろうか。各種の丈夫な花の種がミッ
クスして入っている。
 入れ替わりで、各種の花が咲くらしい。そんなに都合
よくいくとも思えないが、ここはひとつ信用しよう。
 私の浅はかな戦略は、花を咲かせて、雑草から目を逸
らそう、というものである。
 うちの庭なんか見てくれなくてもいいのに、と思って
いるのだが、通りがかる人は他に見るものが無いので、
庭の花を歩きながら眺めておられるようだ。
 そういえば、私もよそのお宅の庭の花をよく見ている
ので、お互い様である。

 ざっと雑草を抜いて、種を植えた。
 ワイルドフラワーの方は、何が生えてくるかは見ての
お楽しみである。
 私が実のところ楽しみにしているのは、コスモスの方
である。
 弱そうに見えて、実は強い、というところが気に入っ
ている。

 あ~、こんなに増えて困る、というくらいにならない
かな。

 何でも増えることを期待する、がめつい私である。