不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

お祭りの日

 庭先の水道で野菜を洗っていると、町内で立てたお祭りののぼ
りが、風ではためいている音が聞こえる。
 2本ののぼりは、白地に筆書きされたものが印字されたもので
ある。
 祭りの行列が奏でる笛の音と、太鼓の音も聞こえて来る。
 あらかじめ決められた祭りのタイムテーブルに沿って、行列は
進行していく。
 祭りの時刻管理は、おそろしくきっちりしていて、数分の誤差
もないのだ。
 そうしないと、収拾がつかなくなるのかもしれないのだが、そ
れにしても、見事に時刻通りに進んでいくのである。
 山車が、八幡社を出発したことを知らせる煙火が上がった。
 祭りの煙火は、近所の公園で打ち上げられており、私の家から
は100メートルほどしか離れていない。
 「ズドーン!」
 その音は、私の薄い胸板を突き抜けていく。

 爆竹が破裂する音も聞こえる。
 ロケット花火が、ピーッと音を立てて飛んでいく。
 当地の小学校区では、お祭りの期間中のみ、花火をだしてよい
ことになっている。それ以外の時の花火は、禁止されているのだ。
 ちなみに、お祭りとは関係はないが、ブーメランも禁止されて
いる。こちらは、通年禁止である。
 買ってきた花火を余らせては大変なので、ペースも徐々に上が
っていく。
 日本のお祭りに、中国製の爆竹の派手な破裂音。
 なかなか、インターナショナルである。
 
 ご近所には、親戚の方の車が止まっている。

 昨夜は、各戸で花火をしたのだろうか。

 私は、一人、ラジオを聴いた後、寝てしまったので、良く知ら
ない。
 今日もまた、ラジオを聴いて、一日が終わる。