大リーグの大谷翔平選手の通訳の水原氏の賭博疑惑が報じられている。
賭博はありふれた行為だが、よく知られていない点もあるように思う。
などと偉そうなことを記している私だが、私もよくわかってはいない。
ただ私の観察では、「賭博は損失を損失として心理的に計上しない」という点があると思う。
賭博で損をしても、賭博者は「損をした」と殆ど思わない。
軍資金を持って賭博に参加し、大いに負けて軍資金が減っていっても「損をした」と思わない。
「負けた」という認識はあっても「損をした」とは思わない。
不思議なことであるが、これは事実である。
賭博と並べて論じられることもある投資では、損は損として心理て大きな打撃として残る。
マイナスはマイナスとして明確に捉えている。
賭博で「損をした」感覚を持たないのは何故なのだろうか?
「次の勝負で取り返せる」と思っているからなのか?
あるいは賭博よる脳内麻薬の作用により、脳がまともに反応しなくなっているのか?
賭博は罪な行為である。