今は終末期であり、次の世界においても続くものと、この終末で消え去るものが分けられる時期である。
何が消え去るか、何が生き続けるかは、察しの良い方々ならおわかりだと思う。
つい数日前まで我が世の春を謳歌していた人や組織が、瞬く間に力を失い、この世の足場を失っていく。
組織全体が無くならないまでも、内包している邪悪さが表に浮き出て、吹き飛ばされようとしている。
悪とは焚き火における木の火かき棒でもある。
焚き火の火力を調節し、燃え立たせるようにする。
焚き火が一通り燃えれば、その木の火かき棒も焚き火と共に、燃やされてしまう。
今は、火かき棒でこの世がかき回される時期である。
邪悪さを持たない人には、関わりのない話である。
焚き火が大きく燃え上がるさまを眺めることにしよう。
私たちは、誤ってその焚き火に巻き込まれてはならない。
己の興味に唆されて、近づきすぎてはならない。
その模様は遠くからでも、よく見える。
距離を置いて冷静に見ていくことにしたい。