不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

不要な紙で焚き火をした。その①

 これは数日前のことである。
 私は資源ゴミには出せない紙類を処分するこ
とにした。
 どれにも個人情報が記載されているからだ。
 そういう書類はシュレッダーにかけるとか、消
すポンとかを使うのが常道なのだろうが、私は
そうはしなかった。
 では、どうしたのか?
 私は焚き火にしたのだ。
 当市では、焚き火は限度が設定されてはいる
が、禁止はされていない。
 一斗缶程度の範囲なら焚き火は許可されてい
る。
 一斗缶というのは、大体の目安であってそれほ
ど厳密なものではなさそうだ。
 要は、ドラム缶で燃やすような大規模な焚き火
は駄目だ、ということのようだ。
 かつては当市でも焚き火は禁止された。
 だが、市民から多くのクレームが出た。
 燃やすといっても落ち葉などの枯れ葉や紙類な
のでガタガタ言うな、ということである。
 そうしたこともあり制限付きで復活したのだ。
  私は書類を捻じっていく。
 ペラペラのままよりも、こうした方が燃えやすく、
また風が吹いても飛んで行かない。
 本当はより燃えやすい方法があるのだが、そう
するには数日前から紙類にある加工を施さなけれ
ばならない。
 それは面倒だったので、今回も捻じるだけにし
ておいた。
 捻じった短い棒のようになった紙類を組み合わ
せて積んでいく。
 ある程度の規則性をもたせた方がより効率的に
燃えやすいのだ。
 100円ライターを持ってきて火をつけた。
 すぐに火はつき、燃えていく。
 私は火がついたのを確認すると、その上にある物
を載せた。
 今回の焚き火の目的は、紙類を処分するというこ
ととの他にもうひとつあったのだ。
 ~続く~