今は終末期の最終段階にある。
人々が裁かれ選別される時である。
私は「終末期には選別が行われ、生き残る人と滅する人に分別される」とは考えていた。
おそらく天使のような超常的な半霊半肉体のような存在が世界中に出現し、「あなたは生き残る、あなたは滅する」と振り分けるのだろうか?とぼんやりと想像していた。
人々は、それら天使の分別に逆らうことができず、従順に従うしか無い、ような状況に置かれる、と考えていた。
ファンタジー小説風な情景であるが、それが私の想定だった。
だが、実際にはどうなったのか?
人々は、自分でどちらに進むかを選ぶことが許されたのだった。
新型コロナワクチンを接種するか、拒否するのか、選ぶ権利と機会が与えられた。
これまで人の自由意志を尊重してきた見えざる手らしい方法である。
一方的に裁くのではなく、最後まで選択の機会を与えたのだった。
見えざる手は、人間が想像する以上に寛大なようだ。
人々は自分の意志で接種を受けるか拒否するかを選んだ。
今後の流れは、個々の選択の結果により大きく異なっていくことになる。