ジャージー牛の引っ越し。

　岡山県真庭市蒜山中福田の牧場で、ジャージー牛の引

っ越しのニュースを読んだ。

　６２頭のジャージー牛が上蒜山の麓の牧草地から４キロ

離れた牛舎への移動する。

　春から秋までは牧草地で過ごし、雪で覆われる冬の間は

牛舎で暮らす。

　この移動は晩秋の恒例行事となっており、観光客も見物

に集まる人気ぶりである。

　中国四国酪農大学校の学生ら２０人とともに移動を始め

る。

　数人で牛の集団の後を付いていく。

　牛が自発的に小走りで駆けていく。

　先頭の軽トラックのを追っていく。

　人が牛に追い込みをかけるという圧力は加えないようだ。

　「動くのは嫌だ」という牛はいないのか？

　キビキビと走っていく。

　彼らは自分たちに何を求められているかを理解している

ようだ。

　移動に使われる道の両サイドには、数ｍおきに杭が打た

れロープが張られている。

　この移動のために臨時に設置されたものでろう。

　牛がコースを逸れないための仕掛けであろうが、これは念

の為に設置しているだけで、牛は道の真中を走っている。

　はみ出る牛は見当たらない。

　整然とした移動である。

　牛は賢いなぁ。

　

　冬支度　ジャージー牛引っ越し。

　山陽新聞　映像を見ることが出来ます。