カブトムシ3000匹の死には、引用記事中には明か
されていない事実がある。
また、専門家は「酷暑によるカブトムシ大量死は考え
づらい」としている。
反論の記事 「酷暑でカブトムシ大量死」は本当?
「わたしのカブトムシ研究」などの著作で知られる山口
大学大学院創成科学研究科の小島渉(わたる)助教に
取材すると、
「カブトムシは確かにそれほど高温に強くはありません。
たとえば、気温40度くらいの中、直射日光に晒され続けた
ら、おそらく比較的容易に死んでしまいます」
「いくら今年が猛暑だと言っても、上のような状況は野外
で簡単には起こりません」
「基本的に彼らは夜行性ですし、昼間も餌場にいる場合
はありますが、直射日光の当たるようなところにはいませ
ん。また、日が昇って気温が高くなってくると、彼らも危険を
感じ、木陰に入るなり地面に潜るなりして暑さをやり過ごす
はずです」
「今年の暑さがカブトムシに与える影響は大きくないので
はないかと想像しています」との見解を示した。
市川町での大量死については「現場の状況を見ていない
ので、正確なことは言えませんが」
「カブトムシが暑さを避けられない状況になっていたのでは」
「自然環境ですと、暑さでカブトムシが死ぬことは考えづら
いですが、人工の環境だと、そうした可能性も考えられると
思います」
飼育状況の確認の取材をした。
16日に施設を受託運営する「クワちゃんハウス」(姫路市)
へ取材すると、まさかの事実が明らかになった。
「子供のための体験型施設ですから」と、つまり、子供が触
ることでカブトムシが弱るため、例年、営業期間中に多くの個
体が死んでしまう。
さらに 「子供が触りやすくするために、カブトムシが隠れや
すいような場所を少なくしているんです。なので、暑さや日光を
避けることが難しくなっている部分もあります。そうした理由も
あって、毎年多くのカブトムシが死んでしまうんですよ」
従業員によれば、今年は幼虫の育ちが悪く、充分な数のカ
ブトムシを仕入れることができなかった。そのため、例年より
も早く閉園せざるを得ない事態となってしまったという。
問題となったツイッター写真には、木の周りに大量のカブト
ムシの死骸が落ちていたものだ。
この状況について、写真を見た小島助教はまず「映っている
のはシマトネリコという樹で、なんらかの条件が揃ったときに
多くのカブトムシを引き寄せることが知られています」
の樹皮を積極的に傷つけて樹液を出します。1つ考えられると
すれば、この木の管理者が、トネリコの木がカブトムシによって
傷つけられたことに気付き、殺虫剤を撒いた可能性があります」
「いずれにしても、暑さが原因である可能性はかなり低いと思
います」としていた。
なるほど、そういうことなのか。
いずれにせよ、よく確かめもせずにブログ記事にした当ブログ
の責任は免れまい。
ここにお詫び申し上げます。
以後気をつけます。