る。
行列嫌いの私には苦痛である。
私の前方の男性二人がお喋りをしている。
片方は長身、もう片方は小柄である。
年齢は70歳前後といったところであろうか。
お喋りの内容が耳に入ってしまう。
「昔は○○だった」「私は○○町の〇〇さんを知っている」
実にどうでも良い内容である。
どうでも良い内容だからお喋りしているのか、あるいはそ
の程度のことしか話す能力がないのか。
この二人は仲良しで、連れ立って健診に来ているのだろう
か?
それにしても底の浅い話ばかりである。
あぁ、いかんいかん。
こんな立ち話について批判をしても意味がない。
気にしてはいけない。
だが、私はまだまだ修行が足りない人間である。
近い距離で話をされると、つい聞いてしまうのだ。
それにしてもよく喋るなぁ。
特に長身の男性は、ずっと喋っている。
お喋りなおじいさん、私はあんな感じにはなりたくないなぁ。
100歩譲ってお喋りは許したとして、その内容の実の無さ
には呆れる。
もっと実りのある話はできないものか?
あぁ、いかんいかん。
批判してもしょうがない。
~続く~