すけど、彼がいたり。
みんなラジオドラマでクリスマス特集とか言ってみんな子役で
一緒にやってて、そこからだんだん大人になって『もう児童劇団
でもないよね』とか言いながらみんなで話し合って『じゃぁ劇団創
ろうか』って出来たのが劇団山王なんです。
それぞれの友人たちを誘ったりして、後に四季で浅利慶太さん
の奥さんになられた影 万里江さんと一緒に山王にいたんです。
そのうち劇団四季に『女優が少ないから』ってスカウトされて私
と影 万里江が四季に行ったんです。
面白かった、今、四季入るのに大変なのに、頼まれて行ったん
ですよ(笑)
でもまだ四季ができて一年目くらいかな。四季の芝居は早口
なんですよ。早口じゃないと入らない。みんな早口ができないと
駄目で。翻訳ものでしたからね、今みたいなミュージカルの世界
じゃなかったですから、それに逆についていけなくて。
そのうちに海外から外画が入ってきたり、それからアニメーショ
ンが入ってきたり、そういう吹替の仕事、みんな昔は新劇の人
たちのアルバイトみたいにやってたんですよね、その吹替の
仕事を。
でそんなやっているうちに私も結婚したりして両立させたかった
んです、家(うち)と仕事を。
そうすると旅は行けないし、それでテレビもお稽古が長いです
からテレビも生でしたからそんなことで両立するには、どっちが
いいかな?やっぱり声だけだったら時間が短いからっていうん
で。
それで声に切り替えてしまったというか。
聞き書きここまで。
増山さんと毒蝮三太夫さんは子役時代からの仲間だったのか。
毒蝮三太夫さんにも子役時代があったとは、ちょっと笑える(笑)