連日ニュースのトップ項目でトランプ次期米国大統領が
取り上げられている。
それらの内容の殆どは、「トランプ氏は悪い人」もしくは
「良くない人」と言う前提で始まっている。
これは明らかに偏向報道である。
報道は不偏不党ではなかったのか?
そんなトランプ氏を選んだ米国は「病んでいる」と言い切
る論評もいくつも出ている。
大学教授や評論家がそう言い切っている。
国家を病んでいるとまで評するとは、随分な上から目線
である。
トランプ氏当選を「米国の闇」と形容する記事もある。
「~の闇」とは、犯罪の心理的な要因を意味する表現で
ある。
しかもそれは救いようのない、治癒不可能な場合が多い。
これはかなり失礼な表現である。
民主的な公正な選挙が行われたのに、それを「闇」と決
めつけるということは米国人を侮辱している。
これは奇妙なことに世界的に一様である。
欧州や豪州そして、ここ日本でもトランプ氏当選は「良く
ないこと」とされている。
トランプ氏当選に抗議をするデモの様子を報じるも、ど
こかデモに対し好意的なニュアンスが漂っている。
普通はこうしたデモがあると、何らかの機関の反論のコ
メントも同時に報じるのが常なのだが、このデモ関連のニ
ュースではそれは無い。
デモを報じるだけだと、デモが正当なものだと印象が残
る、ということを意図しているのだろう。
さて、本当に「病んでいる」のは、いったい誰なのか?