不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

特定検診に行ったその②

 私は自転車に乗って家を出る。
 予約時間は午前9時である。
 「少し早めに来てください」と言われている。
 遅れないように自転車を走らせる。
 今回受診する医院は、当地でも評判が良い部類に
入る。
 悪い評判を聞いたことが一度も無い。
 地域に親しまれている医院のひとつである。
 そんな医院であるが、私は一度もかかったことは無
い。
 病院に殆ど縁の無い暮らしをしてきたからだ。
 今回は健康診断ということで、訪れる。
 数日前に予約の際に入ったが、その際は受け付け
の人と話をしただけである。
 予約だけでも何分も待たされた。
 患者が途切れることなく来ていて、対応に追われて
いた。
 健康診断だけで患者でもない私は後回しにされた
のかもしれない。
 自転車を走らせて7分ほどで、医院に到着した。
 自転車置き場に自転車を止める。
 他には3台が置かれていた。
 駐車場にはクルマは1台止まっていた。
 (まだ朝の早い時間帯だから、患者も少ないのか?)
 私はそう思いながら医院に入った。
 玄関ルームでスリッパに履き替える。
 そして、ドアを開ける。
 待合室には患者さんが沢山座っている。
 既にこんなにいるのか。
 これらの患者さんは、誰かに連れてきてもらったの
か、あるいは徒歩で来たのであろう。
 駐車場の出入りは、殆ど無いようなので徒歩の患
者さんが多いようだ。
 徒歩となると、距離は限られる。
 それも患者の足である。
 地元に信頼されているという評判は健在のようである。
 
 ~続く~