不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

特定検診に行ったその②

 私は診察券と問診票を受け付けに提出した。
 診察券は予約の際に作られたものだ。
 検診だけなのに診察券を作るのか。
 「今後、体の具合が悪くなったら当院利用をするよ
うに」
 「検診で問題点が発見されたら、当院で治療しなさ
い」
 そういうことなのか?
 あるいは、誰であっても診察券を作るのは、この医
院の決まりなのか。
 問診票は事前に渡され自宅で記入してきたもので
ある。
 私は、待合室の長椅子に座った。
 次々と患者が入ってくる。
 繁盛しているなぁ。
 医院なので繁盛とは言わないのか?
 「はやっている」か?
 意味はほぼ同じである。
 このあたりの住民は、体が不調になるとこの医院に
来るようなシステムになっているのだろうか。
 待合室には、各種の注意書きや告知、医療関係の
ポスターが何枚も貼られている。
 こんなに貼って、読む人がいるのだろうか。
 少なくとも私が眺めている範囲でそれらの掲示物を
見ている患者は一人もいない。
 私は医院自体が珍しいのでキョロキョロと視線を動
かしているが、他の方々は、そうでもない。
 どなたも疲れた感じである。
 そんな気持ちの余裕が無いのだろう。
 無理もない。
 好奇心半分で来ている私のような奴は例外なので
あろう。
 
 ~続く~