暑くなってきた。
そこで毛布を洗うことにした。
毛布といっても素材はアクリルである。
アクリル毛布である。
例年は梅雨が明けた頃に洗っている。
洗っても干せなければ意味がないからだ。
当地では、雨がここのところほとんど降っていない。
予報では急な雨に注意、と報じているが、それも
なさそうだ。
何とか干せそうだな。
私は毛布洗いを開始した。
風呂桶に毛布と水と洗濯用洗剤を入れる。
そして足で踏み洗いである。
手で洗っても良いのかもしれないが、毛布は水を
吸っていて猛烈に重くなっている。
とてもではないが手では洗えない。
踏むのが一番である。
それが終わるとすすぎに移る。
これが結構時間がかかる。
毛布の洗濯時間の大半は、このすすぎである。
水に浸け、流す、を繰り返す。
なかなか水が透明にならない。
洗濯は水を大量に消費するんだなぁ。
普段の身の回りの衣料は洗濯機で洗っているの
で、気がつかないのである。
やっとすすぎが終わり、次は脱水である。
毛布を洗濯機まで持ち上げて入れるまでが一苦
労である。
水を吸った毛布は異様に重い。
まずは水を切る。
それから一気に放り投げるようにして洗濯機に投
げ込んだ。
ここからは楽である。
洗濯機におまかせである。
そして脱水が終わった。
毛布は、前のように軽くなっている。
私は毛布を抱えて持って行き、干した。
晩まで雨が降りませんように。
