ロック史上、天才と呼べるのは誰か?
コンビは最初に名前があがるだろう。
私がその次に思い浮かべるのは、フランク・ザッパ
である。
実は私はザッパについては、あまり詳しくない。
殆ど知らないと言っても良いかもしれない。
にもかかわらずザッパを躊躇なく天才と推すのには
理由がある。
ザッパが手がけてきた音楽を少しでも聞いていると、
そう感じずにはいられないのだ。
ザッパには他の誰にも達成できない音楽世界がある。
しかも、その世界は広大である。
手がけるジャンルはロックにとどまらない。
クラシックやジャズも作曲する。
そのいずれもが極めて高水準である。
クラシックの曲はピエール・ブーレーズが指揮をして
いる。
アンサンブル・モデルンも演奏をしている。
これはザッパの作品が、現代において傑出している
ことを意味している。
さて本日はクラシックではなくジャズの曲を紹介する。
「ブレスド・リリーフ」という曲である。
美しい曲である。
ロック界の人間が作ったとは思えない。
普通にジャズである。
フランク・ザッパ、おそるべし。