不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

”刑事コロンボ”から学んだこと その③

 "刑事コロンボ”と言えば、まず思い浮かべるのが、
コロンボ警部の風貌である。
 パリッとしていないレインコートに擦り切れたような
靴、キャベツのような髪型である。
 コロンボ警部は、しばしば「よれよれの~」という
形容の仕方をされるが、これは必ずしも正確ではない。
 レインコートは毎回よれよれというわけではない。
 作品によっては、新しくしわもよっていないこともあ
る。
 その下のスーツも地味なだけで汚れているわけで
はない。
 ワイシャツもきっちりプレスされている。
 ネクタイも普通である。
 ただ、スラックスの折り目がついていないことが多い。
 これだけで、スーツ姿が大いに減点されているの
だと思われる。
 コロンボ警部は、見た目で異色なのである。
 救貧所のシスターに路上生活者と間違われたことも
ある。
 聞き込みの際には、ちょっと変わった目でみられる。
 容疑者の中には露骨にその容貌からコロンボ警部を
小馬鹿にしている者もいる。
 だが、コロンボ警部は、そんなことはお構いなしで捜
査を進める。
 そして、最後には容疑者を逮捕する。
 私は観ていて(根本的には、その人の能力なんだな
ぁ)といつも感じる。
 見た目に気を配ることは、エチケットやマナーである。
 しかし、それに気を取られすぎたりしてはならない。
 自分の持つ力を傾注すべきは、自身の才能である。
 また、見た目で安易に人を判断してはならない。
 人の外見は単なる一面に過ぎない。
 コロンボ警部は、こうしたことを私に教えてくれている。
 
 ~続く~