不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ピーター・フォーク氏ご逝去に寄せて その⑦

 ピーター・フォーク以前のコロンボ役者と候補者
たち4人に共通している点、それは高い演技力を
有していることである。
 初代のコロンボ役者でありながら、テレビ復活
版には声がかからなかったバート・フリードではあ
るが、その演技力は彼が出演した作品の多さで
推測される。
 テレビドラマでは”ライフルマン””ボナンザ””ガ
ンスモーク””バーナビー・ジョーンズ””チャーリー
ズ・エンジェル””ベン・ケーシー””ペリ-・メイスン”
コンバット!””アウター・リミッツ””ヒッチコック劇場
ルート66””鬼警部アイアンサイド””グリーン・ホー
ネット””探偵キャノン””ペーパームーン””パートリッジ・
ファミリー””スパイ大作戦””ターザン””ルーシー・シ
ョー””ピーターガン””アンタッチャブル”””事件記者
コルチャック””ナイトライダー”など多数ある。
 映画でもスタンリー・キューブリック監督作品の”突撃”
の他”キャプテン・アメリカ”や”奴らを高く吊るせ”探偵
物語”等に出演している。
 テレビ黎明期の50年代から80年代に至るまで日本
でも人気の出た多くの作品に関わっている。
 これほどの多くの実績があってこそ、初代コロンボ
者に起用されたのであろう。
 2代目のトーマス・ミッチェルは映画とテレビに加え舞
台でも名作の重要な役どころで見ることができる。
 ”風と共に去りぬ””駅馬車””コンドル””スミス氏都へ
行く””ノートルダムのせむし男””我等の町””果てなき
航路””素晴らしき哉、人生!””真昼の決闘””ポケット
一杯の幸福”等に出演している。
だった。
 1938年”ハリケーン”でアカデミー賞助演男優賞にノミ
ネート、1940年”駅馬車”でアカデミー助演男優賞を受
賞している。
 1952年にはテレビ界最高の栄誉であるエミー賞を受
賞している。
 また1953年にはブロードウェイの公演に贈られる最も
権威ある賞トニー賞をミュージカル喜劇”ヘイゼル・フラッ
グ”で主演男優賞を受賞している。
 何とトーマス・ミッチェルは、ミュージカル・スターでもあ
ったのだ。
 そしてミッチェルは、史上初のアカデミー賞エミー賞
トニー賞という3大演劇賞を3つとも受賞した人なのである。
 海外のサイトを見てみると「史上最高の性格俳優だ!」
との声も見られたり、今でも人気の存在のようだ。
 フリード、ミッチェルとも助演、脇役が中心の俳優人生
だったが、その経歴は実に華々しいものだったのだ。
イメージ 1
 
 
 
                                                                                                                                                                                                                    ”風と共に去りぬ”でにトーマス・ミッチェル