月末なので、掃除機のダストボックスの水洗い
をした。
場所は庭の隅の水道である。
「月に一回程度は行ってください」と説明書に書い
てあるので、その通りにしているのだ。
今回も予め古歯ブラシでほこりを取る。
以前は、いきなりバケツの水に浸けていた。
そうすれば汚れが落ちると考えていたからだ。
だが、実際はそうでもなかった。
箇所によっては、先にほこりをとっておいた方が
スムーズに汚れが落ちるようなのだ。
フィルター部分は特にそうである。
何もせずにすぐに水に浸けると、フィルターの襞
に溜まっていたほこりが水で固まり取り難くなって
しまうのだ。
これに気がつくまで、私は８年以上かかっている。
気がつくのが遅すぎる。
古歯ブラシと付属の専用ブラシで、ほこりを取り
除いていく。
しばらくやっていると、フィルターの襞の隙間に水
色で透明の毛のようなものが挟まっているのを見
つけた。
何だ、これは？
それは、古歯ブラシの抜けた毛であった。
前回の月末掃除機水洗いの時に挟まり、そのま
まだったようだ。
洗った後に目視でよく確認したつもりだったが見
落としがあったらしい。
いちおうキッチリやっているつもりでも、私がやる
ことは大体こんなものである。
よし、これで１０月分は終わりだ。
次回は１１月末である。
その頃には、もう寒くなっているのだろうか。
今はぽかぽかだが、先の読めない天候である。
できたら暖かい方が良いな。
そんなことを思いながら家に入った。
