不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

尿管結石の痛さ。

 先日、民主党の小沢元代表が救急車で搬送さ
れた際、いろいろな意見が出たようだ。
「救急車を使うとはけしからん!」
「腰が痛いくらいで何様だと思っているんだ」
「自分の車で行け」
 小沢氏が運ばれたのは裁判初日で日本中が小
沢氏を注目していた最中でもあった。
 そんな中での出来事だったので”日本の悪役”
(←私が造った形容詞)小沢氏には特に多くの批
判が集まったのだろう。
 私はこの報道を知ってすぐに(あぁ、これは尿管
結石だな)と思った。
 何故そう思ったかと言えば、私も尿管結石にな
ったことがあるからなのだ。
 あれは今から20年以上前のことである。
 朝4時頃、突然腰が痛くなった。
 しかも、それまで経験したことのないような猛烈
な痛みである。
 何が起こったのか、わからなくなるほどの痛みだ
った。
 これから自分がどうなるのか、そんなことを考え
る余裕もない激痛だった。
 そして、私は救急車で当直の医院へ運ばれた。
 後で知ったのだが、尿管結石の痛さはお産のと
きの痛さと同じくらいだそうだ。
 お産の痛さは、事前にいつ起こるか、大体見当
がついている。
 だが、尿管結石はある日突然やって来る。
 体調が悪い日が続いたから、とか不規則な生
活が多かったから起こる、ということではないのだ。
 いきなり最高の痛みが襲ってくるのだ。
 そりゃ、小沢さんだって救急車を呼ぶだろうと思う。
 そんなことをすれば世間の注目を浴び面倒なこ
とになることくらい、わかった上である。
 そうした思惑を軽く超えるほどの痛みなのだ。
 幸い、尿管結石は激痛を伴うものの、重病ではな
い。
 病気というようなものですらないのかもしれない。
 再発の恐れも無いし、後遺症も無い。
 石さえ出れば、元通りの暮らしにすぐに戻ること
が出来る。
 小沢さんも(あぁ~ビックリした)と思っておられる
に違いない。