カン市で起こったことである。
9月13日早朝、民家で火事が起こった。
早朝のことである。
住民はまだ寝ていた。
すると、この家のペットのウサギが飼い主の胸
を引っ掻いた。
飼い主を起こそうとしたのだ。
これにより飼い主は目を覚ました。
飼い主は娘を起こして逃げた。
現場にははしご車と消防団員33人が急行した。
火はまもなく消し止められた。
飼い主と娘の二人に怪我は無く、無事だった。
だが、お手柄のウサギは煙を大量に吸い込ん
でしまっていた。
そして、それが原因で死んでしまったそうだ。
ウサギが恩ある飼い主の緊急事態に精一杯の
ことをしたのだ。
動物はニホンザルのようなごく一部の例外を除
き、火や煙を怖がる。
煙の匂いだけでも本能的に嫌がるそうだ。
そんな中でのウサギの勇気ある行動には称賛
の言葉しかない。