不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

特急列車をくい止めろ。その⑯

 私の強制収容所(肉体)に臨時特急列車を7本
も連続して運行させたのは、酸化が進んだ落花
生だった。
「酸化した油を摂取すると腹をこわす」ということ
までは知っていた。
 だが落花生に含まれる油が、これほどまでに
酸化が早いということは知らなかった。
 また油の酸化が人体に与える影響もそれぞれ
の油によって異なるのだが、酸化した落花生の
油分がこれほどまでに強烈なダメージを与えると
は思いも寄らなかった。
 以上の体験は古くなって酸化した殻付き落花
生の場合に限るものと思われる。
 殻付き落花生は収穫後、土を落とし、殻ごと焙
煎加工を施しただけである。
 味付けが一切なされておらず天然の状態に近
く、その点が消費者に好まれるわけだが、同時
に酸化のスピードが著しく早いものと思われる。
 同じ落花生でも殻がむかれ砂糖がまぶしてあ
ったり、小麦粉など各種の素材でコーティングさ
れているものはこれほどの酸化は起こらないと
推測される。
 そうか。
 それで昔から落花生は、豆菓子としていろいろ
と味付け加工されて作られてきたのか。
 あれは商品のバリエーションを増やすためだけ
ではなく、酸化を防ぐ狙いもあったのか。
 「自然のもの、自然に近いものが一番」という風
潮が近年強くなっているが、必ずしもすべてのも
のに当てはまるわけでもないようである。
 
 ここまで当ブログ記事を読まれた皆様は、くれぐ
れも殻付き落花生の賞味期限に注意頂きたいと
思う。
 この水特急は痛くもなく、下りだけで上り(嘔吐
や吐き気)もない。
 だが、脱線の危険が極めて高い。
 どうぞお気をつけ下さい。