私は深夜に5本の特急列車があった翌日で
も普通に食事を取った。
下りの特急列車が頻発するというだけで、上
りの列車(嘔吐)や頭痛や発熱といった症状は
一つも無かったからである。
本来なら、こうした際には食事を控えたり、そ
の内容をそれなりに変更を施すものなのだろう
が、私はそういったことは一切しなかった。
普通に食べられるのなら、いつも通りで良いだ
ろう、と判断したからである。
そもそも私はこの程度の下痢は病気とは思っ
ていない、ということもある。
筋肉痛や軽い打撲のようなものだと思っている。
その後、発生から2日目の夜は就寝中に特急
列車の発車は無く、朝まで眠ることが出来た。
翌朝の列車は普通列車だった。
貨物も、未だ完全な固形ではなく流動性のある
ものではあったが、水ではなかった。
ようやく水特急から開放されたのか。
私は普通列車がこれほど有り難いものとは思い
もしなかった。
普通に食べて普通に出る。
当たり前のことなのだが、これが出来ると出来
ないとでは大違いであるということを身をもって認
識させられた。
さて、それでは何故、このような水特急の頻発
という事態に陥ったのだろうかか。
それには、極めて明白な原因があった。
~続く~