不二家憩希のブログ

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特急列車をくい止めろ。その⑨

 私は深夜に5本の特急列車があった翌日で
も普通に食事を取った。
 下りの特急列車が頻発するというだけで、上
りの列車(嘔吐)や頭痛や発熱といった症状は
一つも無かったからである。
 本来なら、こうした際には食事を控えたり、そ
の内容をそれなりに変更を施すものなのだろう
が、私はそういったことは一切しなかった。
 普通に食べられるのなら、いつも通りで良いだ
ろう、と判断したからである。
 そもそも私はこの程度の下痢は病気とは思っ
ていない、ということもある。
 筋肉痛や軽い打撲のようなものだと思っている。
 その後、発生から2日目の夜は就寝中に特急
列車の発車は無く、朝まで眠ることが出来た。
 翌朝の列車は普通列車だった。
 貨物も、未だ完全な固形ではなく流動性のある
ものではあったが、水ではなかった。
 ようやく水特急から開放されたのか。
 私は普通列車がこれほど有り難いものとは思い
もしなかった。
 普通に食べて普通に出る。
 当たり前のことなのだが、これが出来ると出来
ないとでは大違いであるということを身をもって認
識させられた。 
 さて、それでは何故、このような水特急の頻発
という事態に陥ったのだろうかか。
 それには、極めて明白な原因があった。
 
 ~続く~