特急列車は、これで終わりではなかった。
次の発車は5時間後の午前9時半だった。
6本目である。
発車間隔は5時間になっていた。
だが、貨物は依然として水のままだった。
正露丸でも、この特急水列車には敵わない
のか?
それとも効いたので間隔が5時間に延びた
のか?
その後、夜7時半にまたしても特急は発車
した。
前回の発車から10時間後である。
発車間隔は次第に延びている。
これは良い兆候なのか?
そして今回も水特急だった。
これで7本連続の水特急である。
こう何回も水特急が続いては、発車ホーム
の破損(痔)が懸念される。
この日は、この特急で発車は終わりだった。
私はいつもより早めに就寝することにした。
いつ何どき、また特急列車が発車するかわ
からない。
睡眠時間をこれ以上削ることは避けたい。
昨晩は寝たり起きたりの繰り返しで、まとも
に眠っていなかった。
私は眠りに就いた。
そして、そのまま朝まで目は覚めなかった。
特急列車は撤退したのだろうか?
~続く~