不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ギターを顔で弾くゲイリー・ムーア。

 ゲイリー・ムーア氏については、生前からファン
はもとよりプロのミュージシャンからも多くの賛辞
が寄せられていた。(以下敬称略)
 なかでも私に強い印象を与えたのは、ロックギ
ターの帝王ジェフ・ベックがムーアを称賛していた
ことである。
 ジェフ・ベックは、他のミュージシャンを褒めると
いうことを滅多にしない人である。
 特に同業者であるギタリストに関しては、褒めた
コメントはまずしない。
 後輩はもとより、自分が影響を受けたであろう先
輩ギタリストや同時代に切磋琢磨した同輩のギタリ
ストであっても褒めない。
 悪口も言わないが褒めもしない。
 それがジェフ・ベックのポリシーなのか性格なので
あろう。
 ジェフ・ベックとは、そういう人なのである。
 そんなジェフ・ベックが讃えたギタリストが二人だ
けいる。
 一人はジミ・ヘンドリクス、もう一人がゲイリー・ムー
アである。
 私が知る限り、ジェフ・ベックがギタリストを褒めたの
はこの二人だけである。
 そう言えば、ジミ・ヘンドリクスもムーアもギター演奏
に情感を込めるということにいては、ロック史上双璧の
存在である。
 ジェフ・ベックが讃えたのも、その点なのかもしれな
い。
 それでは、本日もゲイリー・ムーアの名演奏をお聴き
ください。
 この演奏もモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演
時のものです。
 ゲイリー・ムーアは、ここでも「ギターを顔で弾いています」
 情感を込めると、こういう顔になるのか?
 では、どうぞ。