不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

日本海側の人の温かさ。

 今回の大雪で、道路で立ち往生しているドライ
バーや列車内で車中泊を余儀なくされた人たち
におにぎりや飲み物を差し入れるなどの無私の
奉仕を
された方々は、いずれも日本海側にお住まいだ
った。
 これはこの大雪が日本海側を中心に降ったもの
であったことが大きいのであろうが、果してそれだ
けなのであろうか。
 私は「日本海側の方は温かい人が多いのでは
ないのだろうか」と以前から思っている。
 だが、それは私の過去の限られた交遊関係と、
メディアなどを通して知る情報からの推測である。
 これはたまたまかもしれないが、私が過去に会
ってきた日本海側を故郷にもつ人々は皆が温かい
人だった。
 具体的に何が、どう温かいのか、と言われると説
明が難しい。
 数値で示せたり行動の記録から温かさを実証で
きるようなエピソードが無いのだ。
 だが、上っ面だけやその時の気分だけで左右され
るような温かさではなく、その人自身が持っている
温かさが感じられた。
 この大雪における支援活動は、自らも自然災害と
いう先の見えない苦境にありながらも、自分たちより
も困っている人たちを助けようとする無私の行為で
あった。
 これは相当に熱いハートを持っていなければ出来
る行為ではない。
 人の温かさは気まぐれやその時の空気だけで生ま
れるものではないのだろう。
 こうした温かさを培ってきたものは一体何なのだろ
うか?