不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

崩れ落ちたハンガー。

 今朝、洗濯機が作業を終えた。
 私は洗濯物を取り出しに行った。
 その時間、空はまだ曇りだった。
 だが、さすがに今日は外には干せないだろう。
 天気予報では雷と大雨に注意を呼びかけてい
るのだ。
 私はいつもオランダ式洗濯で週に一度しか洗
濯をしない。
 一人暮らしだとそれで十分なのだ。
 私は窓際ではあるが、直接通りからは見えな
いところにあるスペースに洗濯物を持っていった。
 雨の日はそこに干すのである。
 洗濯物を伸ばして干していく。
 さて残るはタオルである。
 タオルだけは、慣例に従い別の場所に干して
いる。
 私はタオルは洗濯バサミが沢山付いている四
角い枠を使っている。
 どこの家庭にでもあるものでピンチハンガーとか
ひっぱりハンガーと呼ばれている。
 我が家にあるそのピンチハンガーには洗濯バサ
ミだけではなく、フェイスタオルやハンカチも干せ
るように枠の中に棒が何本か渡っている。
 私はそこにタオルを干そうとした。
 私がそれに少し触れた。
 するとそのハンガーをぶら下げているプラスチック
のチェーンが突然バリバリと音を立てて外れた。
 私はハンガーが落ちないように右手で支えようと
握った。
 だが、ハンガーは私が少し握っただけでボロボロ
と崩れてしまった。
 あぁ、とうとう寿命が来たか。
 プラスチックといえど永遠の命を持っているわけで
はない。
 強化プラスチックなどは別としても普通のプラスチ
ックは太陽光線に弱い。
 太陽光線を浴び続けることにより強度を徐々に失
っていくようだ。
 特にこのハンガーのように日の当たる場所にぶら
下げっぱなしになっていたのであれば尚更である。
 整理整頓が行き届いた方なら、普段は別の場所に
しまっておいて使うたびに取り出して使うのだろうが、
私はそういうマメなことは出来ない。
 ぶら下げて置ける場所があるのなら、ぶら下げっぱ
なしなのだ。
 
 完全に壊れてしまったそのハンガーが無くとも生活
には何ら支障が無い。
 タオルを干す場所は他にもあるし工夫は出来る。
 だが、今まで何年も使っていたものが壊れてしまう
のは、少々寂しい。