そろそろ年に一回のサッシのレールの掃除の
季節である。
こういうことは、さっさと済ませてしまえば良い
のだが、なかなかそれがで出来ない。
何事も綺麗にしておられる方なら、年に一回と
かではなく頻繁に掃除をされるのだろうが、私は
そうはいかない。
まぁ、いいか、ということで先延べしてしまい、
結局年一回ということになってしまうのだ。
家の中で一番開け閉めする場所のレールを見
てみる。
戸を滑らすと何だか変な音がするな。
「ザザ~」という音だ。
私はこういう音には神経質なのだ。
レールと戸の間に何か挟まっているのか。
見てみたが、溜まっている土ぼこりの他には何
も無い。
それでも、このほこりを掃除しなければなるまい。
ここは古新聞の登場である。
古新聞を手ごろな大きさに破り、それを少しだけ
水に漬ける。
その湿った古新聞でレールを掃除するのだ。
これでレールを拭き取る。
汚れたらそのまま捨ててしまえるので効率的であ
る。
今日は本格的な掃除ではなく、拭くのは音がする
場所だけである。
さて古新聞か。
おっと、あれは使えないかな。
それは先日私宛に送られてきたダイレクトメールで
ある。
それはモノクロ印刷のセールスの書類が冊子にな
っている物だ。
紙の質としては新聞よりもずっと良いが紙質が硬い。
掃除に使えるかな?
私はその冊子を3ページ破った。
そして水に漬けた。
それでレールを拭いてみる。
おぉ~、汚れが取れる。
これなら古新聞と同じだ。
不要で見る気もしなかったダイレクトメールが役に立
った。
私はもう3ページを破ってレールを拭き取った。
これで音はしなくなったかな?
あれ?まだ音がする。
残念。
ちょっと無念だが、新たな掃除道具が発見されたので、
まぁそれで納得するとしよう。