不二家憩希のブログ

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クィーン 「ライヴ・イン・モントリオール 1981」 配信中。

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 無料動画配信サイト・GyaO!ではクィーンの
「ライヴ・イン・モントリオール 1981」 も配信中である。
 期日が載っていないが、こちらもおそらく
1月31日までだと思われる。
 クィーンは英国出身の世界的なロックバン
ドであるが、デビュー直後は本国はもちろん
米国でも良い扱いを受けなかった。
 ちゃらちゃとした際物バンドと見られてい
たのである。
 そんな彼らの才能をいち早く見抜いたのが、
日本のロックファンである。
 クィーンの人気は日本から火が点き、それ
が本国と米国へとつながっていったのである。
 日本では彼らについて、雑誌でもいろいろ
と取り上げられ、その情報量も多かった。
 だが、それでも彼らについて知られなかっ
たことはいくつもあった。
 中でもリードボーカルのフレディー・マー
キュリーには謎めいた点が多かったように思
う。
 他のメンバーがのいずれもが英国の有名難
関大学出身者のいわゆる良家の子息なのに対
し、フレディーはその家庭環境は不明だった。
 父親がインドに勤めていて、子供の頃にイ
ンドに住んでいたという話は伝わっていたが、
その話もはっきりしたものでなく、紹介され
るごとにその内容が異なるような曖昧なもの
だった。
 私はその頃「まぁそんなのか」と思い深く
は考えなかった。
 それよりもクィーンの音楽が強烈過ぎて、
フレディーの出自について詮索する気にもな
らなかったのだ。
 おそらく多くの日本のファンの気持ちも同
様だったと思う。
 
 フレディーが、実はイラン系の人だった、
ということは彼が亡くなって10年以上経っ
てから初めて知った。
 そう言われれば、顔つきが普通の英国人と
は違う。
 彼が放っていたエキゾチックな空気は、演
出ではなく、地のものだったのだ。
 クィーンやフレディーをプロデュースする
戦略上、イランの血を引くということを伏せ
ていたのだろう。
 人に歴史あり、である。
 
 試聴はこちらから QUEEN 「ライヴ・イン・モントリオール 1981」