不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

竜巻直撃を思い出した。その④

 私が竜巻を見た時、それはまだ黒い雲だっ
た。
 竜巻と言えば漏斗状のものを思い浮かべる
が、私が最初に見た時はそうではなかった。
 丸いルームクッションのような形の真っ黒
な雲だった。
 これ以上黒くはならないだろう、というほ
ど黒かった。
 その黒雲を覆うように稲光が光っていた。
 普通、稲光は空全体を横切って光るもので
ある。
 だが、この稲光はその黒雲だけを光らせて
いた。
 落雷するようでもなかった。
 私はそれを見て「キングギドラの出現シー
ンのようだな」と思った。
 怪獣映画の場面が実際に起ると、気味の悪
いものである。
 その黒雲はUFOのようにも見えた。 
 自然現象としては極めて異様で不気味なも
のにしか見えなかった。
 あの黒雲の状態から足?が生えて竜巻にな
るのではないか、と思う。
 小さなつむじ風がだんだん成長して竜巻に
なるのでないと思う。

 その時の温度はモヤモヤっとした感じだっ
た。
 研究者によると竜巻が来る時は気温が下が
る、と言われているが私の体験では気温は上
がっていた。変なむっとする感じだった。
 それから、すぐに風が強くなり、私は家に
入って雨戸を閉めた。
 大型台風の上陸・直撃並みの強風が吹き出
したのだ。
 そのため、それ以降の竜巻の様子を見てい
ない
 今だったら、もっと取材をしていたと思う
が、当時はそんな余裕がなかった。
 初めて遭遇する事態に慌てていたのかもし
れない。

 では、竜巻が来たらどうすればよいのだろ
うか?
 家に居たら雨戸を閉めてじっとしているし
かないと思う。
 屋外にいた場合は、頑丈そうな建物の中に
非難させてもらう。
 ただ路上に立っていたのでは、巻き上げら
れるか、吹き飛ばされてしまうと思う。
 何か当たり前過ぎるアドバイスであまりた
めになるようなことがお知らせ出来なくて申
し訳なく思う。

 竜巻は中心から200メートル以上離れていれ
ば人に危害を加えることも無いと思う。
 だが、半径50メートル以内だと、かなり危
険だと思う

 自然は人類の味方か敵か、わからなくなっ
てくる。