不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

フォーク氏の消え行く記憶。

 「刑事コロンボ」でお馴染みのピーター・
フォーク氏の財産管理に関する裁判が決着し
た。
 フォーク氏は、アルツハイマー病を患って
いて、その病状はかなり深刻である。
 担当医によれば、フォーク氏の病状はこの
一年の間に急激に悪化し、今では自分がかつ
刑事コロンボを演じたことすら覚えていな
いそうだ。
 フォーク氏は、2006年10月には自伝
の発売イベントで書店に登場している。
 また、その一ヵ月後の11月には、パリの
ラジオ番組に自伝の発売プローモーション
出演している。
 ニュース画像では、フォーク氏はこの頃は
健康な様子で私たちがよく知っているフォー
ク氏の飾らない笑顔を見ることが出来る。
 ほんの2年半ほど前のことである。
 その彼が今では自分がコロンボを演じてい
たことすら覚えていないのだ。
 
 アルツハイマー病とは、そんなに急激に悪
化するのか。

 フォーク氏自身が記憶を失ってしまっても、
私たちファンは彼の活躍を決して忘れない。

 記憶とは孤立したものではなく、見えない
環でつながっているものなのである。