不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

雑草取りに行った。その①

 倉庫小屋前の雑草取りをすることにした。
 ゴールデンウィークというのに雑草取りと
は、何かそぐわない感じもする。
 だが、やろうという気になったのだから仕
方が無い。
 私が雑草取りをしよう、などという気にな
るのは、そうなあることではないのだ。
 この気分を逃してはならない。
 これをパスしたら、次にいつ雑草取りをし
ようという気になるかわからないのだ。
 私は早速、倉庫小屋の前に行った。
 見ると、まだそれほど生えてはいない。
 前回からまだ3週間程しか経っていないか
ら当然である。
 園芸など手入れに熱心な方なら、3週間も
放っておくことからして信じられないことか
も知れない。
 だが、私にとっては雑草取りのインターバ
ルとしては3週間は極めて短い。
 何しろ前は2年3ヶ月の間放置しておいた
のだ。 
 3週間なら御の字である。

 それほど生えていない、とはいえそこは雑
草である。
 高さ5cmほどの草が点々と生えだしている。
 まだ小さいからこれくらいならいいか、と
そのままにしておくと、とんでもないことに
なる。
 雑草は肥料も水も与えていないのに、どん
どん大きくなっていくのである。
 それらの雑草を少しずつ抜いていく。
 誰かに命令されてやるのではないので気は
楽だが、元々本人がやる気でやっているわけ
ではないのですぐに嫌になってしまう。
 そこを何とか騙し騙しやっていく。

 見ると、気の根っこが固まった部分がある。
 これは、昨年片付けたツルの雑草の根であ
る。
 この根は昨年除草剤で退治したはずである。
 そろそろ完全に枯れているかな?と思って
みてみる。 
 だが、その根は半分は枯れているものの、
半分はまだ生きていた。
 しかもそこから黄緑色の新芽が出ているで
はないか。
 半分死んでも、もう半分は再生しようとし
ているのだ。
 お前はゾンビか?
 とても地球上の生物とは思えない。
 私はこの根を根こそぎにすることを決意し
た。
 このままでは地球の平和は保てないからだ。

 ~続く~