不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

潅木を退治する。その②

 これは昨年の8月のことである。

さてこういった潅木はどのようにしたら良
いのだろうか?
 私にはまるで方策がわからない。
 それで、雑草と同じように除草剤を使うこ
とにした。
 除草剤の説明書を読み、メーカーのウェブ
サイトを読んで見ると、潅木への対処法が載
っている。
 私はそこに紹介されている方法に従った。
 幹に傷をつけ、そこに除草剤の原液を塗っ
た。
 この除草剤は雑草に使う時は100倍から
200倍に希釈して使用することになってい
る。
 それを原液で塗るのだから、かなり強力な
ものになるだろう。
 よしよし、これでこの木も枯れてくれるだ
ろう。
 私は一安心して家に帰った。

 それから、4ヵ月後の12月初旬、また見
に行った。
 その潅木は、葉は落としていたが、完全に
枯れてはいなかった。
 どう見ても生きている。
 恐るべし生命力である。
 このままにしておいても、枯れてくれるこ
とはなさそうだ。
 どうすれば良いのだろう?
 
 私はとりあえず、幹を切断することにした。
 のこぎりを入れていく。
 私は高さ70㌢程のところを切り始めた。
 どうせ切るのだったら、もっと下を切れば
良いんじゃないか?と言われそうだが、私に
はこの高さが限界だ。
 これ以上低いと中腰からしゃがんだ形にな
り、へっぴり腰の私ではのこぎりがひけない
のだ。
 幹の太さは4㌢から5㌢ほどだ。
 大した太さではないが、生きている木なの
でなかなか切り辛い。
 成長の真っ最中の木なので木に水分が多く、
すぐに切りカスがのこぎりの目に詰まってし
まう。
 その度に作業中断である。
 本当はもっと効果的な方法があるのかもし
れないが、私の乏しい知識と経験ではこれで
精一杯である。
 こうして五本ある潅木を同じくらいの高さ
で切り落とした。
 これで、とりあえず成長は止められただろ
う。
 だが、安心出来るとは思えない。
 何しろ除草剤の原液塗布にも耐えたのだ。
 私は地面に刺さったくいのようになった潅
木にさらに除草剤を塗ることにした。
 今回も原液で塗った。
 これで、この潅木も成仏してくれるだろう。
 だが、そう簡単にいかなかったのだ。

 ~続く~