不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

潅木を退治する。その①

 倉庫前のほんのささやかな空き地には、雑
草だけではなく2㍍ほどの丈の潅木が5本ほ
ど生えていた。
 どうしてこんな潅木が生えてしまったのだ
ろうか?
 普通生えると言えば雑草、つまり草である。
 それが木が生えるとは、どういうことだろ
う。
 誰かが木の苗をこっそり植えていったので
あろうか?
 だとすれば、これは新種の嫌がらせである
が、そんなことをわざわざする人がいるとは
思えない。
 となると、これはやはり自然現象なのか。
 どこからか、木の種が飛んできてそれが生
長したのだろう。
 私は一口に潅木と言っているが、その木が
一体何の木なのか、まるでわからない。
 園芸に詳しいお隣のKさんに伺ってもわか
らなかった。
 何か花か実でもつける木であればともかく、
ただ枝葉を伸ばし、ずんずん生長していくだ
けの潅木は邪魔で仕方ない。
 加えてその潅木に、ツルの雑草が絡み付い
てしまっている。
 こうなると、もうジャングルである。
 それに今は潅木でも、そのうち大木になっ
てしまえばどうしようもない。
 たった2年と少しで2㍍を超えてしまった
のだから、そうなってしまうかもしれない。
 私は自分よりも背の低い雑草には、なんと
も無いが、丈が自分よりも高い雑草には脅威
を感じてしまう。
 しかも、これは草ではなく木である。
 そこで、私はこの潅木を退治することに決
めた。
 まず最初に手をつけたのは、昨年の8月で
ある。
  
 ~続く~