不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

高橋尚子選手と終わらない夢。

 マラソン高橋尚子は、名古屋国際女子マラ
ソンで27位に終わった。
 私は、高橋選手は既に終わった選手なので結
果もあんなものだろう、とレーズ前から思って
いた。
 高橋選手は国民栄誉賞を受賞した時点で終わ
ったのである。
 現役を続行する意思のある選手が、国民栄誉
賞のようなものを受けて、その後の選手生活が
順調に運ぶわけが無い、思っていた。
 スポーツ選手は、常に他者からからの賞賛を
求めている人達なのだが、高橋選手はその欲求
が強過ぎると思う。
 彼女にとっては、他者からの賞賛こそが生き
る糧なのである。
 名誉、名声が彼女を支えているのである。
 今回のレース後、記者団から引退の意思の有
無を尋ねられていたが、彼女には引退の意思な
微塵も無いと思う。
 普通の選手だったら当然引退も考えるところ
なのだが、彼女は長年周囲から賞賛され続けて
きているので、鈍感になってしまっているので
ある。
 彼女は鈍感な上、狡猾でもあるので右ひざの
半月板損傷の事実もレース後まで明らかにする
ことが無かった。
 そんなことを表明してしまえば自分への注目
度は落ち、テレビの視聴率も上がらないからで
ある。

 高橋選手が国民栄誉賞を受賞した時、その受
賞受諾の理由を「名誉なことですから」と語っ
ていた。
 私はこれを聞いて「うぁ~嫌な人だなぁ」と
思った。
 若くして自己顕示欲と名誉欲が蓄積された人
間に出来上がってしまっていたのである。
 人間こうなってしまうと進歩はストップして
しまうのだ。

 彼女が抱いている夢とは、40歳を超えても現
役のトップランナーでいて注目を集め続けるこ
とである、と思われる。

 高橋選手の中では、いまだに夢は続いている
ようである。
 マスコミがその夢に今後も付き合うのかは、
私には分からない。
 
 だが人間は、あきらめなければ夢からは覚め
ないのである。