不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

悠長な新聞記事。

 先日からこのブログでも書いている地元のCDシ
ョップ倒産の記事が、ようやく新聞の地方版に載
った。

 私が購読しているこの新聞は、ブロック紙に分
類されている。 
 これは地方紙のうち数県にまたがる販売エリア
を持っているものをブロック紙というそうである。
 と言っても紙面は恥ずかしくなるほどの地方紙
で地元企業の提灯記事が実に多い。
 私としては、この新聞に大いに不満もあるのだ
が、この新聞にしか載らない地元の情報もあるの
で仕方なく購読している。
 
 新聞に載ったCDショップ倒産の記事はカラー写
真つきの大きな扱いだったのだが、その内容は実
に薄っぺらなものであった。
 帝国データバンクと倒産した会社のHPからの引
用、それと近所の商店主の話と40年前に関わっ
たことがあるという人の談話で構成されていた。
 老舗の会社の倒産なのに、何とも間延びした内
容である。
 記事の大半はウェブサイトからの引用が占めて
おり、取材と言うほどのものはほとんど無い。
 こんな記事なら素人でも十分に書けるのはない
か。
 しかも、倒産の事実が発覚してから3日も経っ
てようやく記事になっているである。
 これでは新聞とは言えないだろう。
 旧聞と改名してはどうだろう。
 
 このCDショップは、流通やデジタルメディアの
発展と普及に追いつくことが出来なくて倒産して
しまったと思われる。
 だが、このような状況と同じような環境にある
のが新聞社なのである。
 部数の減少傾向に歯止めがかからない経営状態
については、どういった方策を持っているのだろ
うか?
 呑気なことばかりしている余裕は無いと思う。

 ちなみに当ブログでは匿住所を原則にしている
ので、厳密には記事とは言えないのだが、この会
社の倒産の様子を日本で一番早く記事にしメディ
アに載せている。
 ひょっとして、新聞者の記者がこのブログを読
んで事態に気がついたのかもしれない。

 いや、そんなことは無いな。

 いずれにしろ、次の大型倒産は新聞社であるこ
とは容易に予測できると思う。