ヤマザキ秋のわくわくプレゼントに応募する

　ヤマザキパンの応募シールがたまっていたので、店頭で
貰ってきたハガキに貼って応募することにした。
　今回は「秋のわくわくプレゼント」である。
　何とベタなキャンペーンの名前だろう。
　私はこういう洗練とか流行とかを気にしないネーミング
は好きである。　
　人様に告知するには、分かりやすいのが一番だと思う。
　これがIT関連や服飾業界とかであったら、当社は時代の
先端を走っているという、社会的認知が欲しいので、日本
では未だ使われていない横文字を使ったりするのだ。
　あるいはキャンペーンの趣旨を英文化し、その頭文字を
使ったりする。またそれが、格好いい、とされているもの
だから、皆が真似をしてしまっている。
　従ってキャンペーン趣旨を別に説明しなければならない
ということになったりもする。
　時代の先端とは、実に回りくどいものである。

　さて、今秋のヤマザキ「秋のわくわくプレゼント」は、
２コースに分かれていて、一つは外で楽しいコースとして、
東京ディズニーリゾートのパスポートとお食事券、もう一
つは家でおいしいコースとして、ヤマザキオリジナル特選
品の詰め合わせが各種当たる、というものである。
　このコース名も分かりやすすぎる。
　外で楽しいコースか。これなら小学生でも十分理解可能
である。
　私はディズニーには、あまり興味がないので家でおいし
いコースに応募することにした。
　お菓子、乳製品セット、はちみつ、ジャムとあるのだが、
今回ははちみつのセットにした。
　はちみつ＝健康という、これまた私のベタなイメージが
はちみつを選ばせたのだと思う。

　　私はこの手の懸賞に当選したことが一度もない。
　当たる人は何度も当たるというが、これも運なのだろう
か。

　籤運の無さを自覚しつつも、たまに応募する懸賞には、
少しだけわくわくするものがある。

　郵便局で５０円切手を買ってハガキに貼った。
　そして赤く小さなポストに丁寧に投函した。
　懸賞に応募する時は、何故か神妙な気持ちになる。
　そんな自分にちょっと笑えた。